Genki

小さいチームで 弱いzineという名前の web zine(インターネットで読む雑誌) を制作しています。 コロナ以降、 様々な職業や活動が 以前とは違うやり方を 模索せざるを得なくなり、 苦しんでいる人たちも 多くなりました。 そんな中でも 活動を継続している 方達の言葉や作品を集めて zineとして展示することにより、 有益な情報の共有が なされることを 望んでいます。 みんなが抱えている 弱さとは一体なんなのか。 ぼくには楽しいことが 生まれるたまごの ように思えます。 不特定多数にではなく、 対話としてのzineで ありますように。

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プレイリスト

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ギャラリー

カブを収穫した。3月中は寒暖差が激しく身体には堪えたけど、暖かい日が出だしたせいか庭の野菜は一気に大きくなった。4月になってからはなおさらそうだ。カブは花芽も伸び始めているのでヤバい予感がしてきた。パクチーも花が咲き始めてから葉が硬くなり始めたので、このまま行くと固くて食えない…

今年は雪が多かった。ここ2,3年は暖冬だったこともあってか、寒さがより身に染みた。そんな寒さの中でも庭の野菜はスクスク育っている。特にカブと大根、ヤバすぎ。こんなに雪降ってる中でも育つってどうなってんの。生物として強すぎない?カブや大根は寒さに強く、むしろ寒いほうが甘みが増して…

 おそらくコロナ禍において多くの人がそうだったように自分も植物を育てることで精神的にかなり救われた。 人によっていろいろだろうけど自分は家の前の共同通路の隅に小規模な家庭菜園を作った。大家さんの家族が本格的な畑をやっているのでそういうのに理解があって助かった。  植え付けはそれ…

最近Tierra Whackがとても好きで、曲を聴いたりPVを観たりすると元気が出るしなんか僕なりにやってみようという気持ちになる。 特に好きな曲は「Dora」という曲で、毎日聴いてる。PVもめちゃくちゃよいのだが、一瞬セサミストリートのキャラクターがたくさん登場するシーンがあ…

大きい声で 何も言わなくてもいい、 弱いままで何か言える方法が あれば良いなと思っていて。 もちろん美術作品を作ることは そういうことに つながるのだけど、 もう少し、今すぐ自分を 助けてあげられる、 自分のための 手法を持っていても 良いのかなと最近考え始めた。 自分の代わり…

ずると遅れる木乃伊文字にむねのあたりの水茎を曳かれゆるゆると紐にからまりながら潤む独歩の字ずらとなつて遠巻きの世にいつものおき石をしてたち去るのちの疲れになん度めであつても新しく病むことのできる暗い森のアルミニウムのなやみのそれよりも少しのゆうれいのなやみに少しずつ似せながら類…

2021/1/20 早朝に起きて、急いで身支度をしていると、居間の時計がおかしい。 針がすごい勢いで回っている。ぐるぐると、止まる気配が無い。 分針が5秒で一周してしまう。 いまは、、2時? なめらかな針が実家のまだ暗い朝を、音もなく、かき混ぜている。 焼いたパンをかじりながら…

住み慣れたシェアハウスを はなれ、家をかえた。 いまの僕の家に 日照りはないが、 少しばかり陽が差し込む。 越してきた当初、 家は僕を見、 インストールした。 昼はうすぐらく、 夜になると黒くなる。 裏手は墓地で、 かれらも僕をみていた。 それからしばらくたって、 僕が…

 人と会うことがめっきり減った。ふさぎ込むことが多くなった。 平日も休日も変わらず、何をするでもない。 基本横になって、気が向いたらNetflixで適当な映画を見る。 ホラー映画くらいの寄る辺のなさが、ちょうどいいのかもしれない。  特にこだわりを持って見ているわけではないので…

たとえば、忘れているようでずっと記憶されているさりげない瞬間のことを考えてみる。 「このアルバムでこの曲が好き」が同じことが多く、そのたびふたりで盛り上がる母親の、その背中をそういえば私は見ていたこと。  車を運転する母が、かけている音楽にノって、ハンドルを人差し指で叩いて頭を…

思い出し続けたい映画がある。 アリーチェ・ロルバケル監督の 『幸福なラザロ』 映画のこと、 映画を見ていた 私の心の天気?、 揺れ、風速、色 みたいなものを ほんとはぜんぶを 新鮮なまま保存していたい。 あの時間に付箋を貼って、 いつだって 戻れるようにしていたい。 のに無理な…

 介護のアルバイトをしているので、COVID-19の対応として国から介護施設への慰労金をもらった。前の全世帯の給付金ももらった。まだ使いみちが決まらない。  大濱くん(osamuosanai)から『弱いZINE』に寄稿しませんかと連絡をもらい、書きます、と元気よく返事をしてから…

(現実の) もうどこにも行けない。 僕は弱い。 諦めて敗走している。 全てが敵のように感じる。 それでも敵対心など 持てる力さえ 残されてはいない。 逃げることに 憧れた時もあった。 死ぬ事を強烈に 恐れる日々もあった。 今は諦めて敗走している。 意味もなく逃げ回っている。 逃…

人生においてコントロールできるものは少ない。人によっては、仕事は安定しているだろうがそれは奴隷役を通じて安定したコントロールを受けているにすぎない。人はいずれ死ぬ。しむけんもいつか死ぬ運命だったんだ。しみけんだっていずれ… じゃあなんで、この変な日々を受け入れてしまうことに諦め…

※ 下に日本語訳があります I’ve collected a few hundred chocolate wrappers. The gold paper / foil ones, from the individually wrapped chocolates. I keep…

人間も含めてすべての生物は、ATPという物質を分子レベルの燃料に活動している。ATPという物質が少し崩れて、ADPという物質に変化する時に発生するエネルギーが生体内で起こるあらゆる反応のエネルギーとして使われている。イソギンチャクもゴキブリもゴリラもバナナもこのATPを使って生…

I chose these two photos of kids for this zine because although kids can be seen as weak, they are able to accept situations as they are an…

ある日思い立ち、 私の部屋の窓に 絵を書いてもらいました。 日頃、殺風景だなー と思っていたので。 部屋は2階で、窓を開けると 空がひらけて見えます。 私は羽がついた 人間の絵を描いて、 とリクエストしました。 ミヒャエルエンデの 小説に出てくる、 天使の試験の話があります。 …

始まっている、 すでに 片足ずつの、 ここには 歩いた跡があって それは、始まったときのように 不意に途切れた 彼を追い 私は 森の中深くを歩いていた どうしてかは知らされず どこへ行くのかも 湿った風が、 何億もの葉をざわつかせた 途中、涙でできた湖を見た  畔には燃え続ける…

人類がネット上に簡単に文をアップできる前の時代、zineは思いのたけをブチ込み、人に伝えられる貴重な場所の一つだった。 「弱いzineから連想することを書いて欲しい。」 そんな連絡を貰ったおれは、真っ先に思い浮かべたのが、「我々一人一人は、微力だとしても、非力ではない」という言…

ある日、私はとある閉鎖病棟に入った。 医療保護入院というやつで、半強制入院みたいなものだった。 そこには 25 人の男たちが同じ階に 収監されていた。 中での生活はかんたんだ。 考えや葛藤で、脳みそが息切れしそうになるような 6h が経過すれば、 また薬を飲み、 眠れるもの、眠…